🌈豆まきと鬼の色

2月3日は節分です。
「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆を撒き、撒いた豆を自分の年の数より1つ多く食べる…というのが多くの地域に伝わる慣わし。そもそも節分とは、「季節を分ける」と書くように、季節の変わり目のこと。立春が2月4日なので、その前日が節分。
そんな季節の変わり目には鬼が出ると考えられているため、それを追い払うために豆撒きをします。
ところで、その鬼に色の違う5種類の鬼がいることはご存知でしたか?

赤・青・緑・黒・黄 5種類の鬼

「5色の鬼」は仏教における「煩悩」、すなわち「心穏やかに過ごすには、心に蓋をしている5つの煩悩を外しなさい」という「五蓋(ごがい)」の教えからきています。
豆を投げるときは、自分が取り除きたい「煩悩」を表す鬼にぶつけると良いと言われています。

【赤鬼】(貪欲、欲望、渇望)は、人間の悪い心の象徴。豆をぶつけることで、自分の中の悪い心が取り除かれる。
【青鬼】(瞋恚、悪意、憎しみ、怒り)は、貧相の自分自身に豆をぶつけることで、福相・福徳に恵まれる。※瞋恚(しんい)/自分の心に逆らうものを憎み怒ること
【緑鬼】(惛沈睡眠、倦怠、眠気、不健康)は、不摂生を反省して体を健康に保つことを自分に言い聞かせながら豆をぶつけると良い。※惛沈(こんじん)/心が不活発になり眠くなってしまうこと
【黒鬼】(疑、愚痴、疑いの心)は、豆をぶつけることで、卑しい気持ちを追い払い、平穏を願う。
【黄鬼(白鬼)】(掉挙悪作、心の浮動、後悔、甘え、我執)は、豆をぶつけることで自己中心的な考えを反省し、公平な判断ができるようになる。※掉挙(じょうこ)/心が昂ぶり頭に血が上った状態 ※我執(がしゅう)/我を通すこと
 
青鬼は、自分に豆をぶつけるのですね^^
ご自身の取り除きたい「鬼」に思いっきり豆をぶつけましょう!

今年の恵方は「南南東」

恵方巻きとは、福を巻き込んだ太巻きを、恵方(その年の縁起のよい方角)を向いて願い事をしながら丸かじりするという、関西から広まった風習です。

今年の恵方は「南南東」。

また、恵方巻きは無言で一気に食べるのがルール。
家庭によってさまざまな具材が用いられますが、七福神にちなんで7種類の具材を入れると縁起がいいと言われています。

近年では寿司店やスーパー、コンビニなどでも趣向を凝らした恵方巻が揃っているので、自分好みの恵方巻きを選んで「南南東」を向いていただきましょう。

※参考➤https://www.kohyo.co.jp/journal/060/

~enjoy colorful life~

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