いろコラム🌈春を彩るミモザの花
まもなく春分の日を迎える季節となりました。
春の訪れとともに、私たちの周りには様々な色彩が溢れ始めます。
春を告げる明るい黄色の花で親しまれているミモザ。
先週3月8日は、女性の権利と世界平和を願う日の国際女性デーでしたが、イタリアでは「ミモザの日」として、男性から女性へミモザの花を贈る習慣があります。これは、女性への感謝や尊敬を表すものです。
ミモザは、実は。。。
日本で一般的に「ミモザ」と呼ばれている黄色いふわふわの花は、厳密にいうとアカシアです。本来のミモザはオジギソウで、葉に触れるとお辞儀をする特徴があります。一方で、現在「ミモザ」と呼ばれる花は、マメ科アカシア属の植物です。これは、オーストラリアやアフリカのアカシアがヨーロッパに持ち込まれた際に「ミモザに似たアカシア=ミモザアカシア」と呼ばれたことで広まったようです。
一般的に「ミモザ色」と言えば明るい黄色を指しますが、実はミモザやアカシア類の花には様々な色があります。
アカシアの花色は主に黄色(種類によってはオレンジ色もある)ですが、本来のミモザ(オジギソウ)はピンク色の花を咲かせます。さらに、アカシアと似ていて「ニセアカシア」と呼ばれる植物は白い花を咲かせるのです。このように、「ミモザ」というカテゴリーの花には黄色、ピンク、白、オレンジといった多様な色彩世界が広がっています。

ミモザの花言葉
ミモザの花言葉は、色によって異なります。
●黄色:花言葉は「秘密の恋」。インディアンの若い男女がミモザを贈って愛の告白を行っていた習慣に由来します。
●オレンジ色:花言葉は「エレガント」「上品」。オレンジ色の華やかさが由来です。
●白:花言葉は「頼られる人」「死に勝る愛情」。丈夫な特性と毒性を持つ果実から由来します。
ミモザの原産国と季節
ミモザはオーストラリア南東部が原産で、3月から4月の春先に小さく黄色い花を咲かせます。大きく生長すると樹高は5〜10mほどにも伸びることがあります。
ミモザは、
・切り花
・リース
・スワッグ
・ドライフラワー
として楽しむことができます。
インテリアに加えて、季節感を楽しんでくださいね♪
~enjoy colorful life~